ジョセフ・ルーベン監督作「ブラインド・フィアー」("Penthouse North" : 2013)[BD]

全盲の女が自宅に侵入した強盗に襲われるも、機転を利かせる事で果敢に抵抗する様を描くスリラー作品。

 

フォトジャーナリストのサラは、アフガニスタンに展開する米軍部隊に随行し、取材を行っている際に、現地の女に自爆攻撃を受け、両目を失明する。三年後、サラはニューヨークのアパートの最上階に位置するペントハウスで、投資家のライアンと同棲し、穏やかな生活を送っている。大晦日の午後、サラは出産を間近に控える妹ブレイクとその夫ダニーを招いて新年を祝う為に、シャンパンの買い出しに行く。

サラは帰宅して間もなく、キッチンで血塗れの状態で死んでいるライアンと傍らに包丁を発見する。サラは助けを呼ぼうとするが、屋内に潜んでいた犯人のチャドが妨害する。サラはチャドから逃れ、ブレイクに警察への通報を頼もうとするが、チャドはそれを阻止し、ナイフを突き付けて脅す。一方、警察官のダニーは予てからライアンを訝っており、身元を洗った結果、ライアンがフィラデルフィアに住んでいたというのは嘘で、マイアミだった事をブレイクに伝える。ブレイクは理由があるのだろうと理解を示す。

チャドはライアンが投資家では無く泥棒であり、盗まれた金を取り返しに来た事を明かすと、ナイフを突き付け、隠した場所をサラに問い質す。そこへボスのホランダーから連絡が入り、チャドは勢い余ってライアンを殺してしまった事を明かし、自分一人で対処する意向を示す。サラは不意を突いてカメラでチャドを殴り付けると、部屋を脱出し、非常階段を降りて地下の設備室に逃げ込む。チャドはサラを追って地下に辿り着くが、そこへ管理人のアントニオが物音を聞きつけてやってくる。サラはライアンを殺した男が傍にいる事を伝え、警察に通報する様に請うが、アントニオはサラの救出を優先し、チャドに殺される。サラは屋外に逃れ、通行人に助けを求める。そこに検察官を名乗る男が現れ、サラを保護する。男はサラを安心させると、事情を尋ね、サラは侵入者に恋人が殺された事を伝える。その男、ホランダーは通報している様に見せかける事でサラを信頼させると、チャドと合流し、再びサラをペントハウスに連れ戻す。

ホランダーはチャドの不手際を詰ると、盗んだ物を隠した場所を明かす様にサラに命じる。チャドは自分に任せる様に請うと、サラを痛めつけて強引に吐かせようとする。その時、ホランダーは室内の壁に掛かっているサラの写真のパネルに違和感を抱く。ホランダーはパネルを外すと裏面を切り裂き、その中から30万ドル相当の札束を発見する。ホランダーは問題が解決した事に満足すると、ライアンが使い勝手の良い存在だった事を明かし、サラに一時間以内の外出と通報を禁じた上で敢えて殺さずに、チャドと共に立ち去る。サラは二人が去ったのを確認し、施錠すると、心労で寝入ってしまう。

日が暮れた後、目を覚ましたサラは匂いで二人がまだ潜んでいる事を察知し、脱出を試みるが二人に阻止される。ホランダーはサラがライアンから貰ったダイヤのペンダントを剥ぎ取ると、金がおまけに過ぎず、真の狙いがライアンにマイアミで盗まれた、全部で30粒ある2000万ドル相当のダイヤだと明かす。ホランダーはテラスでサラの愛猫シャドウを抱き上げ、ダイヤの在り処を問い質した後、シャドウを地上へ投げ落とす。チャドは猫に罪は無いとホランダーを非難する。ホランダーはチャドの反抗的な態度に憤慨し、命令に従う様にナイフで脅す。サラはその隙を見計らって屋上に上がると、上空に接近したヘリに手を振って救いを求める。ホランダーはサラにキスをしてカップルの悪ふざけを装う事で、ヘリをやり過ごす。サラは脅しに屈し、金庫の存在を明かす。

午後10時過ぎ、ブレイクは外出を渋るダニーにサラの家への同行を促す。ホランダーとチャドは金庫の破壊に苦慮する。サラは密かにチャドを唆し、ホランダーを殺してダイヤを独り占めする様に仕向ける。ホランダー達は金庫をこじ開け、中にダイヤのエースのカードのみを見つける。ホランダーはサラの思惑を察知すると、取引を持ちかける。サラは隠した場所を明かすのと引き換えに命を救う事を希望する。ホランダーは仲間の証と称してペンダントを返却するが、サラはそれを突っ撥ね、ホランダーに声色から感じる絶望を指摘する。

痺れを切らしたホランダーはチャドと共にサラを縛り付けると、水責めにかける。その最中、ブレイクとダニーがやって来る。サラは二人を帰らせるので自分に応対させる様に請う。ホランダーはサラに銃を突き付け、中に入れたら撃つと脅す。サラはブレイク達にライアンと喧嘩中だと偽り、帰らせようとする。二人はサラの異変を察知し、真意を尋ねる。その時、ブレイクの破水が始まり、二人は病院に急行する。

危機を脱すると、ホランダーは酒を用意する様にチャドに命じる。ホランダーは再びサラにダイヤの在り処を問い質す。サラは心当たりがある場所として、テラスの植木鉢の土の中を指摘する。一方、チャドは製氷機の氷の中にダイヤを発見すると、ホランダーが植木鉢を探している隙に、氷を水で解かしてダイヤを独り占めにしようと企てる。ホランダーは植木鉢が時間稼ぎだと指摘し、憤慨する。その時、ホランダーはキッチンのチャドを一瞥し、ダイヤを発見したのだと確信する。チャドはナイフを忍ばせ、ホランダーに酒を手渡しに近づく。ホランダーはチャドの思惑を察知し、銃を忍ばせると、チャドが襲いかかろうとした矢先に発砲する。ホランダーは倒れ込んだチャドからダイヤを奪取し、悦に入る。サラは不意を突いてホランダーを背後からバーベキューフォークで突き刺すと、脱出を図る。

ホランダーはサラの行く手を阻むが、そこへチャドがナイフでホランダーに襲いかかる。サラは二人が争っている内にテラスへ逃れ、ホランダーが落とした銃とダイヤを拾う。ホランダーはチャドをナイフで返り討ちにして殺すと、サラを追う。サラは音を頼りにホランダーの位置を察知して発砲を繰り返す。その時、新年の訪れを告げる花火が一斉に打ち上がり、サラの戦場の記憶がフラッシュバックする。我に戻ったサラはダイヤを一粒ずつ下へ捨て始め、焦るホランダーの出方を窺い、次に全てのダイヤを一気に捨てようとする。ホランダーはサラに駆け寄り、ダイヤを奪い取ろうとする。サラは至近距離から銃撃した後、ホランダーを転落死させる。その後、サラはダイヤを再び製氷トレーに入れ、冷蔵庫の中に隠す。ホランダーの死体の上をシャドウが歩き去る。

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